シームレスな輸送
政府は、現在の物流施策大綱において東アジア域内物流の準国内化を踏まえ、国際競争力を確保するためにもスピーディでシームレスかつ低廉な国際・国内一体となった物流の実現を目指すとしています。
2006年7月には、産・学・官の協力でシームレスアジア時代における日本のロジスティクスというシンポジウムが開催され、シームレス化に向けた企業の努力や政府のサポート、あるいはアジアを取り込んだ物流基盤の形成などについて活発な議論があったということです。

タイへ輸送する際、ICやトランジスター、あるいはコンピュータなど高付加価値なものに限って空輸を利用するようです。
通常は、海上運送が中心で、コンテナ船では日本まで10日から2週間、欧州で1ヶ月くらいかかるようですが、家電製品は船でなければ採算が合わないそうです。
ベトナムには国際的な規模のコンテナ取扱港が造られていませんから、ハノイと海外間の直行便はなく、ほとんどの船は台湾の高雄、もしくは香港でコンテナを積み替えて輸送されるということです。
これが、問題を発生させているそうです。
年末年始や旧正月の時期など物流が多くなり船の需要が増加しますと、香港や高雄からのハノイ行きの船が、中国や他の大都市向けに振り分けられて船自体が確保できなかったり、物流量が多すぎて船の容量をオーバーして積み残されることがあります。
日本からアジア諸国に向けたEC市場は、アジア諸国のインターネットの普及度、購買力の向上、そして日本製品への信頼といった要因を考慮しますと、今後も急成長が見込まれています。
このようなニーズと可能性があるわけですが、日本国内のECサイトの多くは、言語、商習慣、物流、あるいは決済などの問題により、国内だけに留まり、急増するアジア市場のニーズを十分に満たすことができないという実態もあります。
アジア各国は急速な経済成長を続けていますが、世界経済の中でもより重要な位置を占めるようになっています。
産業の高度化、消費の拡大を背景にして、物流ニーズもますます多様化しているようです。
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